学力はスピードから
学力を上げるために何が必要かという話をよくします。
対生徒だったり、対お母さんだったり、対他塾の塾長さんだったり。
必要なものが一つしかないわけではありません。
ただ、僕が根底としているところはスピードです。
大抵の人間は最初からいい点数を取りたいと考えます。
かっこいい答案を書こうと考えます。
模範解答もシュッとしてますし、僕の書いた答案はさらにそう生徒からは見えますしね。
しかし、学力が低いうちからかっこいい答案や高得点は無理です。
かっこいい答案を意識するよりは、思考と手の動きのスピードを意識してください。
決断・行動のスピードがすべての根底にあります。
答案の良さを意識して手を止めることなく、間違いさえも置き去りにしてスピードです。
スピードが上がれば、単位時間あたりの量が増えます。
量が増えれば試行錯誤の回数が増えていますから、上達も改善も見えてきます。
同じ動きを反復して上達します。
間違えた問題の数だけ改善のチャンスがあります。
量を担保せずして学力向上は絶対にありえません。
質は最後にやってきます。
上達して改善されたものこそが質となるからです。
まず1問素早く解くこと。
まず1回素早く音読し始めること。
まず1つの決断をすること。
そういうスピードがない人間が、学力が伸びていかないのが事実です。