学習の量から逃げるな
大半の生徒はそもそも学習の量が足りません。
例えば覚えておくといい数値や数式があるとします。
二次方程式の解の公式などがいい例でしょう。
二次方程式 $ax^2+bx+c=0$ の解は
$$x = {-b \pm \sqrt{b^2-4ac} \over 2a}$$
これを1回か2回見ただけで、1週間後に覚えておけるでしょうか。
大半の中学生にはほとんど無理です。
頭に描き、口に出し、手で書いてみる。
それを何度も繰り返して、実際の数式で試していく。
50回もやればおぼろげに形になります。
100回もやれば自信になります。
500回やれば、一生忘れず無意識に使えます。
でも、大半の数学が苦手な生徒はそういう地道な訓練から理由をつけて逃げます。
良くわからないから?
嫌いだから?
面倒くさいから?
そうやって逃げる限り、永久に数学の点数が向上することはありません。
行きたい高校を見つけても、数学の点数がそこまで届けてくれません。
そんな人生はつまらないでしょう。
たかがペーパーテストに自分の道を塞がれてどうしましょうか。
ときには苦しんでもいいから、ガンガン演習してください。
何回間違えたって手を止めるなよ。