具体的行動でミスを防げ
コツコツやるというのはボンヤリしているとできません。
目的意識を持たない行動はコツコツとは言えません。
一つでも二つでも、自分が何を変えよう・身につけようと考えて行動しましょう。
変えたり身につけたりすることが具体的であればとても良いです。
中学1年生の数学で、正負の数を学習して以降は係数の分配が扱われます。
$$-3(x-2y)$$
$$=-3x-6y$$
こういうミスがよく出てしまいます。
いわゆる符号ミスというやつです。
これを軽く見る中学生がなんと多いことか!
僕に言わせればこのミスが出る時点でクリティカル(致命的)です。
こういうミスが出るうちは計算の基礎力などほぼついていないと判断します。
もちろん正しくは以下のとおりです。
$$-3(x-2y)$$
$$=-3x+6y$$
このようなミスを防ぐためには「注意して解く」「よく見て解く」といいでしょう。
等ということはありません。
意識を表現する言葉があったとて、行動が変わる程度は大きくありません。
あくまで変えるべきは具体的行動です。
ペン先を使って確認するような具体的手順でミスを減らします。
そして一度身につけた手順はその日限りのものではいけません。
基礎基本は最後までつきあってもらって初めて効果が出ます。
言われたときだけ、注意されたときだけ気をつけるようなぬるい人間ではいけません。
だって、合格のための力になりませんからね。