具体的で大きい遠くの目標を持つ
テストの点数を上げたいと思う生徒/保護者は世に多くいます。
その中でも点数が上がる生徒/保護者もいれば、そうでない人もいます。
それには様々な原因があります。
例えばその原因の一つがテストの点数のみを望んでいることにあります。
テストの点数だけしか見えていない生徒より、テストの点数が上がった後にどんな自分になるかが見えている生徒の方が伸びやすいです。
例えばそれが「相模原高校に合格したい」であったり「慶應義塾大学に進学したい」であったり「自分のなりたい職業で活躍したい」であったり。
まぁ進学したい学校の看板よりも、どのように学びたいかを選べる生徒になってもらいたいというのが塾長の狙いではありますが。
より具体的でより遠い目標を持っている生徒は伸びやすいです。
何故なら、自分がどうなって幸せになるかという未来予想図が描けているからです。
点数が伸びるということは数字としては分かりやすいですが、幸せの度合いとしてはよく分からない一瞬のものになります。
具体的で遠い目標がある生徒は、自分の行動基準がそこにおかれます。
そうすると自分の学習の意義を見失いにくいです。
具体的で遠い目標は大きいことが多いです。
大きい目標は継続的努力と相性がいいものです。
結果として手前の目標になるテストの点数も安定して上がりやすくなります。
そこで保護者の皆さんにお願いしたいことがあります。
子供と話すときに、テストの点数ではなく将来の目標について話すことを心がけてください。
子供がどのように幸せな未来を過ごすかは、保護者の皆さんにとってきっと重要なはずです。
そこを大事に思っていることをきちんと子供に伝えてください。
もちろん大きな夢など一朝一夕に見つかるものではありません。
辛抱強く子供と暮らしていく中で、ある日ふと手に入ることの方が多いです。
そういう辛抱で子供を見守ることが出来るのは保護者だけです。