テキストは係数に過ぎない
学力を上げたいと考える人は世に多くいます。
学力を上げて志望校に合格したと考えた時に何を考えるでしょうか。
多くの人が真っ先に考えるのが「どこの塾に行くか」「どんなテキストを使うか」でしょう。
気持ちはよく分かります。
あの塾に行けば、このテキストを使えばみるみるあっという間にすごい学力に!
どこもそういう惹句=宣伝文句に溢れています。
そして僕たち塾はここに誤解があることをよく知っています。
学力が伸びる準備ができていない「未熟な学習者」ほど、ここを気にします。
とりわけテキストですね。
僕がオンライン・オフラインの様々な場面で相談されるテーマの一つでもあります。
もちろん、よいテキストを使うに越したことはありません。
僕が教室で案内しているテキストも、僕自身が納得しているものです。
しかし、大事なのはそれ以前のことです。
大事なのは学習者自身の意思と行動です。
テキストが増幅するパワーは、学習者自身のそれに比例します。
どんなテキストであろうが、生徒が目的意識を持って学ばねば 紙束です。
手元にあるテキストを毎日開いて、毎日読んで、毎日解く。
テストまでに1周ではなく、5周・10周だってやる。
そういう地道な自分の学ぶ力アップを無視して、テキストを選んでもダメです。