子供のほめどころ例 勉強の前後
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
昨日のお話の続きです。
もうひとつのほめどころは「勉強の前後」です。
まぁ、勉強の最中でも構わないのですが、タイミングが難しいですよね。
数学の難問にチャレンジしている最中に声を掛けられたり、英語の教科書音読に没頭している時に励まされても、
「今ちょっと忙しいから後にして!」
と思われてしまうと効果は薄いです。
コール&レスポンスでも、
「この曲のここで声を上げて欲しい」
とラッパーが思ってない時にやっても、ただの邪魔であるようなものです。
そこでお勧めしたいのが、「勉強の前後」なのです。
例えば塾に行く前に応援の一声をかけましょう。
「暑いのに頑張るね。行ってらっしゃい」
例えば塾から帰ってきたらねぎらいの一言をかけましょう。
「今日も遅くまで頑張ったね。お疲れ様」
ここで大事なのは
「親の私は結果だけではなく、あなたの行動を素晴らしいと思ってますよ」
というメッセージを伝えていくことです。
子供の日々の努力を親が見ていると伝える事で、子供は努力を続ける気持ちがほんの少し強くなります。
結果が良ければほめたくなるのが人情ですが、結果が良ければ子供は自分で自分を認められます。
しかし、自分の努力を自分で認める事が出来る子供は相当レアです。
だからこそ日々の努力を認める存在=親が必要です。
ついつい
「早く行きなさい」
「早くやりなさい」
「もっと良い点数を取りなさい」
という風に子供のやる気をそぎ、結果を求める言葉を口にしたくなります。
その結果が果たして早くやる子供や良い点数を摂る子供になるかと言えば、それは子供をじっと見てみて欲しいです。
眼前の自分の子供こそが「結果」です。
「そんな風に育てたつもりはない」
とお思いでしょうが、子供が60点の答案を見せながら
「こんな点数をとろうと思ったつもりはない」
と言った時に、それをどう思うかを考えてみて下さい。
もちろん結果は大事です。私も毎日結果を求めて指導しています。
その結果を出すために、お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんには、お子さん・お孫さんの努力を評価して頂きたい、ということです。
努力を認めてあげて、努力を続ける助けとなってもらいたいです。
結果は後からついてきます。