今年も講義授業を楽しんでもらっています
個別演習形式で生徒に学力を伸ばしてもらう青木学院ですが、例外があります。
高校受験を控えた中学3年生だけは、水曜日の講義授業とテストゼミで一斉授業を行います。
ある意味で、青木学院の黄金の1年ともいえる時期です。
基本的に県立相模原・相模原弥栄・麻溝台高校などを受験する生徒に受講してもらっています。
今年の受講生にもいい刺激となってくれているようです。
どの学年にもガンガン講義授業をしていくという考えもあるにはあります。
しかし、あえてそうしていません。
それは子供達に何が不足しているのかということを考えた結果です。
学力伸び悩んでいる子供達に最も不足しているものは、学習の量です。
少ない学習量で魔法のように学力が上がるならばそれに越したことはありません。
しかし現実はそうでないことが分かっているはずです。
そんな魔法の授業があれば、みなそうやって学力を上げているはずですから。
であるならば、まずは学習量をきちんと増やして辛抱強く学習し続けてもらうしかありません。
そもそも僕の講義授業の勢いについてくるためには、強い意志か一定程度の学力のどちらかが必要です。
その基礎学力を育成できていない生徒がいきなり中3から合流しても、効き目は少ないです。
中2までの間に平均以上の学力を育成してもらわねばならない意味でも、個別演習で鍛え上げたいです。
たまに生徒にも言いますが、僕は講義授業が好きです。
ガンガン解説していく中で生徒のリアクションによって講義の流れを変えつつ、ゴールまで辿り着く構成を判断するのは楽しいですし。
講義授業を受ける中で学年としての受験意識をまとめて引き上げていけるのもいいことです。
しかし、これはこれで味付けに過ぎません。
講義授業の結果を日々の個別演習で自分の力に変えてもらう時間が必要です。
基本はあくまで、十分な量の学習を確保することです。
学力が上がるまで辛抱強く自分の弱さと向き合い続ければ、絶対に勝てますからね。