テスト後の話より、テスト前の話の方が大事です
個人的には、結果が出てからああだこうだ言う時間は本当に無駄だと思っています。
ここでいう「ああだこうだ」は、「結果の良し悪しについて」です。
なぜなら、結果について何を言おうが結果が変わらないからです。
そもそも、良し悪しなど生徒本人が十分に分かっていることを話し合う意味がわかりません。
生徒本人が分かっていないのならば、その誤解はただします。
でも、中学生にもなればそんなことはほぼありません。
もっと言えば、大半のテストにおいてその結果は当たり前のことしかありません。
自分がテストに向けて準備したことが、そのまま答案にあらわれると考えましょう。
テストに対して十分な準備をしたら良い答案になるだけです。
十分かどうかは、自分の判断ではありません。
テストを作成する側から見て、テスト問題から見ての判断のみです。
自分がちゃんとやったつもりかどうかは、ほぼ意味をなしません。
5教科合計で100点以上のアップを目指すなら、ありえないぐらい学習量を増やして学習質を上げるしかありません。
毎日隙間を見つけてはテストの点数が上がる原因を作っていくしかありません。
「雑!」と指摘されたところを全て丁寧にしていくしかありません。
「早く!」と指摘された行動をどんどん加速していくしかありません。
指導された手順があるなら、それを完璧に手に馴染ませるまで反復するしかありません。
日々の絶えざる改善なくして100点以上のアップなどありえません。
テストの後に確認すべきは、これらが守られたかどうかという事実だけです
不足した点があれば、それを当日からまた組み直していけばいいです。
それ以上の話など必要ないのです。
ですから、テスト後に長々説教はしてはいけません。
そのカロリーは、今週末に我が子と次のテストに向けて「どのぐらいやればありえないくらいになるか」について相談するために使う方がましと言うものです。