長い話に付き合えるようになろう
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
中学生で数学が不得意になる生徒は多いです。
それはそもそもの計算力不足だったり、理解の不足だったり、いくつかの理由があります。
そんな理由の一つは長い話についていけないという弱点だと考えています。
問題文に出てきた二つか三つの数を一度計算したら正解が出る、という問題に小学校の低学年で出会います。
ここで「出てきた数字をちょっとそれらしい計算をすれば良い」という間違った単純化によって答えを出すクセが付くことがあります。
少し長い話になると途端に思考が停止するのは、往々にしてこのタイプ単純化をするクセがついている生徒です。
彼ら彼女らは普段から長い話を理解できません。
抽象的思考が苦手だったり、話の要点を一旦心に留めておくクセが付いていなかったりするからです。
畢竟既存の知識と眼前の問題の類似点や相違点を思い浮かべられず無闇に「公式」で処理しようとしますから、覚えることが増えたときに手間が必要以上にかかったり混乱が起きてしまいます。
これでは数学が苦手になっても当然です。
では、それらを防ぐためにはどのような頭の使い方を練習することが有効でしょうか。
それは日頃から少しずつ長い話に慣れることです。
本を読むのが最適ですが、テレビの番組でも工夫は出来ます。
一話完結のものよりも続き物のストーリーを楽しんで貰いたいですね。
先週までの流れが今週にどのように繋がっているかを考えるクセが付くかもしれません。
あるいは2時間クラスの映画です。
序盤の伏線が終盤で回収されるのを楽しむには2時間記憶を保たねばなりませんからね。