部活動を引退してから伸びる生徒とは
部活動の引退がもうすぐという受験生も多いでしょう。
部活動を引退してから学習に本腰を入れる、というのは基本的に賛成していません。
それまで学習の習慣(これは時間だけではなく行動の質も含みます)が十分でないのに、引退したらいきなり学習がきちんとできるわけではないからです。
それはさておき、引退してからググっと学力を伸ばす受験生がいます。
学力を伸ばす生徒と伸ばさない生徒の違いは何でしょうか。
ひとつには熱中力の差があると考えています。
部活動に行く場合でも絶対に県大会に行くのだと決めて全力で打ち込む生徒もいます。
一方で朝練に行くのに親に起こされないといけないレベルの生徒もいます。
何の行動でも全力で打ち込んで熱中する習慣がついていれば、それを他のことに応用できます。
たとえそれが読書や漫画や音楽やゲームでも熱中する力は強いです。
ただダラダラとやっているだけの人間とはわけが違います。
部活動をただダラダラと三年間在籍していただけのレベルの生徒は、引退しても大きくは伸びません。
でもその熱中する力は部活動だけでつけるものではないです。
人生の中で熱中できる何かに出会ったからこそ、ついた力です。
その意味では、何事も辞めずに続ければいいというものではないのかもしれませんね。