点数が低くても怒らない理由
子供たちの学力を伸ばしたいときに最も無駄な行動の一つは、テストの点数が悪くて怒ることです。
子供たちもバカではないのですから、自分の点数が良いか悪いかは分かっているはずです。
そこを親が逃げ場なく怒ってしまっては委縮するだけです。
委縮した心で学力が伸びる伸び伸びとした学習ができるわけもありません。
よって、基本的に、いくらテストの点数が低くても塾長は怒りません。
テストの答案や点数を見て、必ず生徒の感想を先に求めます。
例えば国語の点数が低かったとします。
その場合でも「何故低かったのか」「低かったことそのものについて納得が有るか無いか」「この先のために考えるべきことは何か」などを生徒に考えて話してもらいます。
「点数が低かったのは国語にかけたコスト(時間や量)が低かった」
「点数が高くなる原因を作ってないから、点数が低かったことについては納得しかない」
「大学入試で使用する英語数学物理に時間を割くために、これからも国語が低い可能性はあるがそれでいく」
等というように本人が分析と覚悟を持っているなら、それで十分です。
やるべきことに邁進してさえいれば人生は面白くなるはずだからです。
逆に未来に対しての目的意識が無い状態で学習を続けても、面白いことは起きません。
自己分析ができませんし、自己変革ができないからです。
そして怒られながらやる自己分析が良い自己変革を生むことはありません。
怒られないための発言に終始してしまうからです。
だから、点数が低いだけで怒るというのはムダなのです。