奇跡をあてにしないで奇跡を起こす方法
人間に出来ることには常に限界があります。
いつでも自分の望む通りのことが起きるとは言えません。
例えば、ある人間が偏差値的に大きな差がある学校へ奇跡の大逆転合格を果たしたとしましょう。
その一つの事例がすべての人間に通用するのかといえば、当然そうではありません。
ある人間が部活動を引退した後に圧倒的に学習して学力を上げ得たとします。
それを万人が可能かといえば、当然そうではありません。
誰でもが奇跡を起こせるわけではありません。
奇跡のように思えても、その奇跡の種が植えられていただけなことがほとんどです。
基本的な学習習慣や基礎学力を部活動参加中、あるいは小学生の間から身に着けていた結果として花開いた学力がある、実を結んだ結果があることがほとんどです。
あり得ないことは起きません。
現実は起きうることが起きやすい順番に起きます。
私たちは常にできることをやるべきです。
やらないということは、やらない結果を受け入れる覚悟をもっていきるということです。
やらずに結果だけ収穫しようとしても人生は面白くなりません。
ただ結果が手に入らなかった悲しさだけが残るのみです。
その喪失感は無力感を産みます。
無力感にさいなまれた人生はいわゆる「やる気」を失います。
そうなっては次の勝利が遠ざかります。
まずは小さな勝利を手に入れるために学習しましょう。
それで手に入った力を糧に、次の勝利のための学習を積み重ねましょう。
自己肯定感を伴ったやる気だけが、継続的学習の源になります。
そしてその継続的学習が、大きな奇跡にも見える結果を産む「ことが稀にある」のです。