君が問題集探しを止めれば学力が伸びる
地理の問題では、日本の一部の緯度経度と同じような緯度経度を持つ国を覚えておくと目安になることがあります。
例えば秋田県はおおよそ北緯40度、ヨーロッパで言えばスペイン・ポルトガルあたりになります。
日本で秋田と言えばなかなか寒いイメージがありますが、ヨーロッパでは緯度の割に温暖です。
これはヨーロッパ沖を流れる北大西洋海流という暖流の上を吹く偏西風の影響です。
もちろん、ヨーロッパでも緯度が相応に高くなれば寒くなります。
意識が高いわりに学力が低いちぐはぐな、西岸海洋性気候のような生徒が世にはいます。
そのような生徒の特長の一つが参考書・問題集探しです。
あたかもそれさえ手に入れば魔法のようにみるみる学力が上がっていくようなテキストを求めているのです。
そしてそれが手に入るまではろくに学習を進めないのです。
動かざること山のフドウです。
無論最善のテキストに出会えればそれに越したことはありません。
しかし最善のテキストに出会っていないからと学習開始が遅れるのはどう考えても悪手です。
何事であれ、始めさえすれば前進します。
学習のための時間を確保することの重要性に比べればテキストの差は小さいです。
まずは教科書から、学校のワークから出構いません。
今日から学習を始めましょう。