物の見方を増やせば数学が得意になる
生徒から「塾長は楽しそうに問題を解きますよね」と言われることがあります。
無論楽しいわけです。
とりわけ楽しそうに見えるのが、数学の問題で複数の解法を見せるときだと思います。
基本的に、公式代入でおしまい!というような指導はしません。
公式として使うものでもその成り立ちや意味について話をします。
その上で算数の範囲の解法、中学生向けの解法、高校生向けの解法、方程式的・図形的・整数的考え方などをみてもらいます。
これは、物事の面白みというものが、多様性や多面性にあることが一つの理由です。
一つの問題に対して様々なアプローチをして理解を深めていくことを通してでも、そういう考え方を身につけてもらいたいと考えています。
私たちは一度きりの一つきりの人生を生きています。
その人生の中で見ることができる景色には限りがあります。
ともすれば自分が見ているものが世界の全て、それ以外のものは見えなかったり、あるいは見えていないことに気がつきさえしていなかったりします。
そんな一色の一面的なものの見方で「世界」を分かったつもりになったり、もっとひどい場合には「世間」から出ることなく生きていったりするのは寂しいことです。
特定の視点に留まることなく、視野を広げて遠くを見て、あるいは近くのものを見落とさないようにしていける人生を生徒たちには歩んでもらいたいです。
学習を通じて学力を得て、その先でも生きる力まで手に入れてもらいたいです。