失敗も質問も致命傷ではないのだから恐れるな
間違えること、失敗することを恐るのは人の常です。
失敗を恐れて足が止まることは、多くの人の人生で現れる魔物です。
しかし、これを乗り越えてこそ真の成長が生まれるってもんです。
例えば質問ひとつとってもそうです。
こんなことを聞いては呆れられるのではないか、怒られるのではないか。
そのように思って質問ができなくなる生徒がいます。
ここには大きな問題があります。
一つには、先延ばしという問題です。
質問するべきことを質問しない場合には、我々は成長できません。
自分の問題点も改善方法も判然としないからです。
結果として、その先に大きな失敗をしてしまう可能性があります。
中1の方程式を正しく失敗して乗り越えなかったがために、中2の連立方程式や中3の二次方程式をクリアできないようなパターンがこれです。
先延ばしにされた失敗は、雪だるま式に大きな失敗になってしまうのです。
そもそも、質問して怒られたところで致命傷になることは起きえません。
致命傷でない失敗など、反省材料・改善材料とすればいいだけです。
まともな指導者が相手であれば、という但し書きはつきますが、質問して返ってきた答で必ず成長できます。
それが明確な方針にせよ、意図したヒントにせよ、そこから覚えたり考えたりする返答が必ずあります。
怒っておしまいという指導者はほぼいないはずです。
いかなる時も頭を使って質問し、返答についてまた頭を使いましょう。
自分の頭の中の何かだけで賢くなれる人類はいないはずです。
質問や失敗を恐れず、いや、恐れてもなお質問して失敗して成長できる人間になりましょう。