「積み重ねた分だけ伸びる」より正しいこと
積み重ねた分だけ伸びるというのは、ある程度正しいです。
でももっと正しいことがあります。
それは、積み重ねなかった分だけ伸びないということです。
合格した人間の中にはたまに、不十分な学力だった人間もいます。
「自分の学習生活は十分だったとは言えない」
合格した後にそう話してくれた受験生もいます。
「もっとやっておける時期があった」
「もっと早くからやればもっと楽に合格できた」
「次の受験ではこうならないようにしたい」
合格したのに、まるで不合格であったような口ぶりです。
こう考えられる生徒なら、次の受験や次のステップではもっと飛躍するでしょう。
しかし、不合格だった人間が自分の生活を振り返れば話は違います。
「自分はやれるだけのことはやった」
「日常生活でも学習でも、十分な準備ができたので悔いはない」
「次の受験でも同じようにやれば大丈夫だと思える」
そうコメントできる生徒など、およそ世間にいるものではないでしょう。
手を抜いた日常生活の結果として不合格は確実に来ます。
1日怠けた分だけ、学力を下げてテスト当日を迎えます。
不合格の中には体調不良や事故など、自分では備えにくいトラブルも確実に存在します。
しかし、自分にとって変えられないことにこだわっても心平穏に生きてはいけません。
毎日の生活や学習は自分に変えられることです。
今日は自分を変えられましたか?
明日は自分を変えますか?