図を書けば解ける問題が増える
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
数学が苦手な生徒の行動パターンの一つに、「抽象的なことを捉えるのが苦手で、思考を止める」というものがあります。
「リンゴが10個あります。そのうち3個食べました。」ぐらいなら良いとしても、「一辺aセンチの正方形の内部にそれより1辺の長さがbセンチ短い正方形があるとき、二つの正方形の重ならない部分の面積Sについて考える。」ぐらいでもうギブアップとなります。
こういう生徒は、問題文をぼんやり眺めるだけで手が動きません。
条件を作図して考えようとしたり、図に数値や文字を書き込んだり、一部を立式してみたりをしないわけです。
自分の知っている式(長方形の面積公式、速さの公式など)に当てはめて、それだけで「答え」を出そうとするわけです。
思考したり試行錯誤したりという、学習で私たちの脳を鍛えるような行動をとらないのです。
それでは具体的な分かりやすいものしか受け入れられません。
当然数学が苦手になります。
まずは問題文がどういう内容を言っているのかを簡単な図や言葉、式であらわす練習から取り組みましょう。
例えば「増えている、減っている」「多い、少ない」という内容なら線分図を書いてみると良いでしょう。
その上で図の内容を式にしようとすれば解きやすいです。
数字や言葉、式を書きこみやすいように、線分図や図は大きめに書くこともコツです。
条件を見落とさないようになります。
こういう一見面倒な手順を惜しまず踏めるようになれば、数学が少しずつ得意になります。
ぜひ試して下さい。