相模原市内で大学進学を考えて高校を選ぶ(GMARCH編2025)
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
大学進学のために高校へ
普通科の県立高校進学を考える中学生の大半は、高校卒業後の大学進学を口にします。
どの県立高校でも同じように大学進学できれば悩みは減りますが、実際には大きな違いがあります。
進学できればどの大学でもいいということはまずないです。
大学進学を念頭に置いた高校選びは重要だと考える人も多いはずです。
塾長としては大学の看板の大きさで選ぶのはそう好みではありません。
大学で何をどのように学び、社会へ出ていくのかを意識してもらいたいところです。
しかし、どの大学で学ぶかが多少なりとも生徒の人生を変えるのは事実です。
人気のある大学にはそれなりの魅力というものがあります。
そして大学受験は何らかの形で学力を問われるものです。
同じく学力を問われる高校入試を経て、どのような差が付く可能性があるかを見てみます。
相模原市内 県立高校 GMARCH実績
今回は一般に「GMARCH」と呼ばれる関東の有力私大で例をとってみましょう。
- 学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学
2025年春の各県立高校の実績を以下の表にしてあります。
高校名 | 卒業生数 | GMARCH 合格者数 | 割合 |
相模原 | 277 | 348 | 126% |
相模原中等 | 140 | 262 | 187% |
相模原弥栄 | 340 | 111 | 33% |
麻溝台 | 358 | 114 | 32% |
上溝南 | 353 | 12 | 3% |
橋本 | 290 | 17 | 6% |
上溝 | 236 | 2 | 1% |
相模原市内の県立高校と、中高一貫校である相模原中等教育学校の実績を並べてみました。
あくまで合格者数ですから、一人で複数の合格を獲得している生徒もいます。
そこで割合が100%を超えている例が出ています。
県相や中等では一人で3つ以上の合格を取ることもままあります。
進学している生徒を考えれば合格した生徒の人数は半分以下であると考えましょう。
大学進学なら県相・弥栄・麻高
赤字の相模原高校・相模原中等の2校が図抜けていることが一目瞭然です。
この2校で上位にいれば国公立大学・早慶上理も狙えます。
実際には県相進学者のある程度は、相模原中等受験を経験しています。
相模原中等合格は狭き門ですから、合格できないことも覚悟の上での学習です。
難関の中等受験勉強を通じて底力を鍛えて、県相への階段とするという視点も有効です。
それだけの長期計画で学力を伸ばしているからこそ、図抜けた実績となっていると言えましょう。
それに次ぐのがオレンジ字の相模原弥栄高校・麻溝台高校になります。
今回は触れていませんが、早慶には弥栄の方が強い年が多いです。
実際のところ、弥栄と麻高の上位生には県相でも勝負出来る力はある生徒が少数います。
その精鋭が安全策をとって弥栄と麻高に来る場合があります。
進学後に3年間油断せずに学業を重ねて、GMARCH以上の大学へ進学していると考えてください。
つまり、この2校にギリギリで入った後でのんびりしていてはアウトだということです。
大学進学を念頭に置くならば、ぜひここまでの4校を志望してもらいたいです。
県立高校入試として考えるならば、県相・弥栄・麻高の3校です。
緑字の上溝南・橋本・上溝という偏差値50前後の3校からは、GMARCHが相当に厳しくなります。
上溝が少し多めなのは、歴史を生かした指定校推薦などで進学する生徒がいる影響があります。
麻溝台へ合格できる力がある生徒が、指定校推薦を狙ってあえて上南という作戦もあります。
しかし実際には油断はできません。
志望する学部の推薦があるかどうかも不確定ですからね。
ここより下の高校ははっきり言って大学進学に向いているとは言えません。
大学受験は高校受験から備える
大学進学に向けた学力を高校3年生時に身に着けていることが合格の条件です。
そのためには、高校3年間だけ学習すればいいというものではありません。
中学段階で相応の学力を身に着けておかねばなりません。
高校入試でどこに進学できたかはその一つの指標です。
進学実績が弱い高校の授業は、難関大学・上位大学への進学を意識されていない場合も多いです。
その中で自分のみ難関大学・上位大学を目指すのは厳しいです。
ぜひ高校入試の段階から選べる生活を送っておきましょう。