どんな判断で時間をドブに捨てているのか?
学習する人間と学習しない人間にはいくつかの違いがあると考えられます。
人によっていくつかの視点がありますが、例えばモチベーションがどうという話があります。
学習するモチベーションが湧けばやる。
湧かなければ始めにくい。
毎日塾に来て何時間も学習していくのはすごいモチベーションなのではないか。
どうやって学習のモチベーションを上げるのか、保つのか。
そういうことを考える人は多いはずです。
並の中学生であれば、学校へダラダラ行って帰宅してダラダラしてスマホをいじっていたいでしょう。
教科書やワークの内容がわからないからやる気が出ない。
何をどうやったらいいのかわからないからやり始められない。
目標が遠すぎて実感や危機感が湧かないから手が動かない。
どうしてもやる気が湧かないから仕方がないじゃないか。
だいたいなぜ学校の学習なんてやらないといけないんだ。
そういうことを考える人は多いはずです。
僕に言わせれば「どんな判断だ。時間をドブに捨てるつもりか」です。
古来日本には「下手の考え休むに似たり」という言葉があります。
色々と理屈や言い訳を積み上げて学習していない人間がやらないことを正当化しているのみです。
傍目にはモチベーションが高く学習しているように見える生徒は、そんなことはしていません。
こねくりまわす前に淡々とやっているだけです。
「めちゃくちゃやりたいぜ」という生徒もたまにはいます。
でも多くの上位生徒は「そうでもないけど、まぁやるよ」という程度の考えです。
自分がとてもやりたいとまでは考えないことでも、必要ならばやる。
そういう心を育てているのかどうかが学力に大きな差をつけます。
そしてこれは、大人になってからも役立つ思考です。