丁寧にやるコツ
生徒に変わってほしいところの一つは丁寧になるというところでしょう。
どの生徒を見ても「雑!」と注意します。
もちろん、生徒によって差はあります。
それでも丁寧にやるコツはあります。
例えば、「一度にやらず、細かく分けて確認する」ということです。
雑な行動の典型例が「一度にやろうとする」「速くやろうとする」です。
手を抜かないために、細かく分けて一つずつやろうと自分に言い聞かせることから始まります。
句点ごと、何なら文節ごとに区切って文を読みましょう。
区切った範囲で意味がわかるかを自分に問いかけましょう。
数学の問題なら図や具体例で確認するのもいいです。
そういう手順を面倒くさがらずに無意識にできるまでやりましょう。
もちろん最終的には速度を上げてもらわないといけません。
しかし、安定してできることは速くできるようになります。
安定は反復から生まれるものが一番頼りになります。
時間も手間もかかりますが、これまで10年以上雑に生きてきた結果です。
矯正に時間も手間もかからないほうがおかしいと受け入れましょう。
そもそも問題文をろくに読まずに解いたり答えたりしようとする生徒さえいます。
僕に質問されても、フォーマットに沿って答えられません。
例えば「何から何を選びますか?」と質問しても駄目です。
「AからBを選ぶ」という日本語で答えられません。
聞かれたことに聞かれた形で答えることができないのでは日常会話さえできません。
子供がそうなっている原因はどこにあるでしょうか。
言うまでもありません。
親にあります。
噛み合わない問答であっても、親が矯正せず子供の意を汲み取って対応しているからです。
丁寧に行動しない子供を、親が尻拭いしているからです。
何かトラブルや壁があっても、親が甘やかして逃がしているからです。
ということで、僕は子供に然るべき対応をします。
噛み合わない問答をそのままにせず、正しい問答になるまで続けます。
丁寧に行動していない様子をそのままにせず、尻拭いは自分でやらせます。
僕自身がトラブルや壁として生徒の前に立ち、対応させます。
そういう指導で伸びていくんだという覚悟があるご家庭のみ、ご連絡ください。