トロフィーを手に入れるためにやるべきこと
高校受験に備えたい小学生を大募集しています。
先日、将棋界の8大タイトル・8冠を藤井聡太さんが独占するという快挙を達成しました。
竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖という8つのタイトルです。
古くは3冠時代の升田幸三、大山康晴、4・5冠の大山康晴、7冠の羽生善治がいます。
挑戦するだけで一流、一つでも獲得すれば超一流というものです。
それを複数どころか8つ同時に独占するのですから、フィクションレベルのあり得なさです。
よく言う言い回しですが、漫画や映画の脚本で書いたらあり得なさに却下されるレベルです。
こういう話を見ると、藤井さんは圧倒的な強さを持っているように見えます。
もちろん強いんですが、それはもう少し丁寧に観察してもいいかと思います。
実際に8つめの獲得となった王座戦4戦目でも、藤井さんはかなり追い込まれていました。
もう少しで王座だった永瀬拓矢さんが勝てた局面がありました。
藤井さんは追い込まれた時に何をしたのでしょうか。
逆転の素晴らしい閃きの一手を閃いて見せたのでしょうか。
どうやらそうではないようです。
自分の不利を確認した上で、相手の判断を狂わせるためのありとあらゆる手を打っています。
一時は優勢:劣勢が永瀬さん99:藤井さん1まで差がついてた状況です。
そこでも何も諦めず、言い方を悪くすれば悪あがきをしまくっています。
結果として永瀬さんが情報の多さに判断をミスし、痛恨の一手を打ってしまいます。
プロに言わせると、プロの入り口にいるレベルの棋士でもできる判断のミスだったそうです。
その隙を見逃さず、一気に藤井さんが逆転しました。
このように超一流の中の超一流、歴史に残るレベルの人でも戦えば苦戦がありえます。
でも、そこでも自分の目標である勝利のために、散々打てる手を打ち続けます。
だから、ありえないと思うほどのことを成し遂げます。
8冠達成のような夢のような目標でなければ、もっと私たちは叶えられるはずです。
その目標を達成できない人は、すぐに諦めて悪あがきをしない側の人です。
トップ中のトップでさえ悪あがきをするんです。
打てる手を全て打ってベストを尽くそうとするんです。
ならば、力が発展途上の人間が悪あがきをしない、打てる手を打たない理由はないです。
叶えたい目標がある人は、毎日悪あがきをしてください。
自分が不利だと思う、苦境に立っている人は悪あがきをしてください。
そうすればあなたも、自分だけのトロフィーが取れるかもしれません。