2023年春 相模原市内高校別大学合格実績
大学進学は県相・弥栄・麻高から
相模原市内の高校で大学進学を考えるのであれば、県立相模原高校・相模原弥栄高校・麻溝台高校への進学が大前提です。
しかし、これらの高校でも難関大への合格は大変に厳しい道です。
今回はそれを数字で再確認してもらいます。
2023年春 国公立大学合格者数
2023年春の各高校の合格実績は以下のようになります。
国立4大学=東京大・京都大・一橋大・東京工大
横国・横市=横浜国立大・横浜市立大
高校名 | 卒業生数 | 東京大 | 国立4大学 | 横国・横市 |
相模原 | 269 | 1 | 3 | 2 |
相模原弥栄 | 356 | 0 | 0 | 2 |
麻溝台 | 353 | 0 | 0 | 1 |
これに加えて相模原市からは比較的通学しやすい東京都立大学についても触れたいところではあります。
しかし最も多く都立大に進学しているはずの県相のデータがまだ出ていないので今回は割愛します。
いずれにせよ、気軽に国公立大学に進学したいと口にしてはいけないレベルだとお分かりいただけるはずです。
国公立大学合格とは、かくも厳しい道です。
2023年春 私立大学合格者数 難関私大
では私立大学はどうでしょうか。
まずは難関私大の合格者数を見て下さい。
早慶上理=早稲田大・慶応義塾大・上智大・東京理科大
GMARCH=学習院大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大
高校名 | 卒業生数 | 早稲田大 | 慶応義塾大 | 東京理科大 | 早慶上理 | GMARCH |
相模原 | 269 | 21 | 9 | 15 | 53 (20%) | 336 (125%) |
相模原弥栄 | 356 | 22 | 8 | 3 | 49 (11%) | 109 (31%) |
麻溝台 | 353 | 6 | 0 | 1 | 13 (4%) | 98 (28%) |
上溝南 | 351 | 0 | 0 | 0 | 0 | 33 (9%) |
橋本 | 283 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 (5%) |
上溝南高校や橋本高校からでは、大学入試で皆さんが目指したがる「GMARCH」への進学が大変厳しくなります。
早慶上理という私立最難関大学には絶望的です。
また、これらの合格者数及びパーセンテージは重複合格者を含みます。
一人の生徒が複数の合格を獲得しているので、県相の全ての生徒がGMARCHレベルの学力があるわけではないです。
麻溝台の上位4分の1にいればGMARCHに進学できるわけではありません。
実数としては半分以下というところでしょう。
つまり、県相でも上位4割に食い込まずにGMARCHは厳しい、麻高なら上位1割を目指そうということです。
この数値を見れば、大学受験は県立相模原・相模原弥栄・麻溝台からという僕の意見が伝わるはずです。
2023年春 私立大学合格者数 有名私大
もちろん難関私大以外にも多くの大学があります。
日本大学・神奈川大学などの有名私大への進学者数も確認してみましょう。
高校名 | 卒業生数 | 明治学院大 | 日本大 | 神奈川大 | 東海大 |
相模原 | 269 | 32 | 52 | 29 | 52 |
相模原弥栄 | 356 | 10 | 25 | 20 | 22 |
麻溝台 | 353 | 10 | 61 | 55 | 86 |
上溝南 | 351 | 1 | 12 | 37 | 58 |
橋本 | 283 | 0 | 14 | 18 | 13 |
数字にも表れますが、実際には弥栄・麻高のボリュームゾーンもこの辺りの大学になります。
つまり、GMARCH進学を目指した結果としてこれらの大学へ進学する生徒も多いということです。
まして上南・橋本からではこれらの大学へ進学するために上位10%を死守することが最低条件だと言えます。
難関私大合格の厳しさを数字として実感してもらえたはずです。
大学進学は中学から準備して当たり前
これらの数値を考えれば、当然の結論が出ます。
大学進学は中学から準備して当たり前です。
進学した高校の違いがほぼそのまま大学進学先の違いになります。
我が子が18歳の冬に大学受験をすることはもう分かりきっています。
そしてそのための準備として15歳の冬に高校受験があることも分かりきっています。
大人がわかりきっていることであれば、子供に納得してもらって準備させるのは当然です。
少なくとも我が子の大学進学先について希望があるのなら、です。
子供にはこの事実が実感としてはわかりません。
体験していないことが実感できたら嘘ですから。
だから、大人がやるしかないはずです。
繰り返します。
大学進学は中学から準備して当たり前なのです。
なんなら、小学生から準備しているのが最上位層ですからね。