自学力と安全運転の類似
標識を確認する
自動車などで事故を起こす人と起こさない人にはいくらでも違いがあります。
そのうちの一つは、標識を確認するかどうかだそうです。
速度制限や停止標識、そもそも交通信号などを確認しない結果として事故が起きます。
自分がどういうところをどのように走っているかが分からない結果なのでしょう。
自分しか見えていないと人間は勝手に振る舞うものです。
昨今話題になる煽り運転もこの一派でしょう。
学習においても標識は大事です。
自分が今どのような状況なのか、都度確認しながら学習を進めることで事故を防げます。
青木学院で言えば、標識は塾長です。
コツコツ点数を伸ばす生徒は安定したペースで塾長と話す時間を取りに来ます。
自分で確認しようと動くか?
ここで大事なのは、自主的に来ているという点です。
塾長から声をかけられるのは、お巡りさんに声をかけられるのと同じです。
その瞬間だけやり過ごそうというマインドが現れます。
このマインドがある限り、自学力がつくことはありません。
塾長がガンガン声をかけていけば、短期的には確実に点数が上がります。
交通取り締まりを頻繁にすることで、みんなが安全運転をするようなものです。
お巡りさんがいない時はまた運転がダメになります。
塾長に呼ばれていない場面でダラダラしていれば、高校や大学で十分に学ぶ可能性は下がります。
長期的に子供が伸びて欲しい
長期的に子供達の学力を伸ばすことを念頭において色々なことを話します。
短期的に伸ばすだけなら、もっとゴリゴリに詰めて点が取れるようになるまで返さないぐらいの勢いでもいいです。
定期テストの過去問でパターンマッチングさせてしまえば、今より僕の仕事は楽になります。
でもそれでは、神奈川県の公立高校入試に勝てません。
大学受験に 勝てません。
大学での学習に不足が出ます。
いかにして自学力を高めるのか、学習の背景を広く大きく鮮やかにするか。
そういう「タイパ」の悪い行動が、結果的にあと伸びする力になっていると考えます。