君の当たり前が君を賢くする
青木学院の塾長となってからずっと、年末年始も何かの形で指導をしています。
以前は年越し講義として、大晦日の夜から元旦にかけて講義授業をしていたこともありました。
授業を終えたテンションのまま電車に乗り込み、元日に営業をしていたラーメン二郎の行列に並んで最高のいっぱいを食べた思い出です。
ある年は新宿バルト9まで移動して、年明けから最高の映画を一本見て感涙に咽びました。
大晦日の早めの時間に生徒が引き上げたので、遠い映画館でオールナイト上映を楽しんだこともありました。
始発前に劇場を出て、そのまま思い切っての贅沢でタクシーを飛ばして海のある街まで行って初日の出を拝みました。
そしてそのまま電車に飛び乗り、元日昼すぎから来る生徒を迎えたのも若さでやれたことです。
車窓を流れていく景色の中で、眠ったふりをしてやり過ごした高揚感を今でもふと思い出します。
今はそんな無茶苦茶はやりませんが、それでも生活の都合がつく限りは年末年始も教室を開けたいです。
もちろん誰も生徒が来ないならば、僕ものんびり体を休めたりリラックスすることでしょう。
ということを書いて思ったのですが、特段教室を開けたいわけではないです。
年末年始も教室を開けるのが、僕にとっての当たり前なだけです。
欲求でも義務でもなく、自然な行動/習慣になっています。
ですから、「年末年始も仕事があって辛いなぁ」という感情はありません。
あえて言うなら、たまにある年末年始のライブイベントに参加できないのが寂しいことと、実家に帰れないのが両親に申し訳ないことぐらいです。
ともあれ、当たり前です。
その人がその人の能力を持って何を手に入れられるかの多くは、この当たり前の部分にあります。
自分が習慣としてどのような行動を続けるのかが、結果につながる最も太い道です。
自分が学習についての何かを疎かにしていれば、その当たり前に人は笑われます。
自分を真っ先に裏切るのは常に自分です。
未来の自分のために、まず自分の日常を少し高めて生きていきましょう。
ということで、明日も明後日も青木学院は学習する人を迎えます。
来てくれる生徒諸君、送り出してくださる保護者の皆様へ感謝いたします。