解説を読んでいる・聞いているだけでは県立相模原に合格できないから
個別演習形式の授業についての理解はまだまだ届いていないな、と思うことが多いです。
その一つが「自習と同じなのでは?」という誤解です。
偏差値で言えば50に届けばよし、というなら自習でもなんとかなります。
しかしそれが県相・県立相模原高校のような上位高校への進学となると話は違います。
上位高校への進学となると、解説に書いてある内容をどれだけ自分のものにできるかが大事になります。
より本質に迫った部分を理解定着しておくことで初見の問題や特色検査への対応力が上がるからです。
解答解説は紙面の都合がありますので、「なぜその考え方で解くのか」という部分に割って入れません。
県相へ合格する生徒・弥栄や麻高で伸びる生徒はそこまで意識を伸ばして考えます。
そこを解きほぐして見せるには、現在の生徒の学力や思考パターンの不足からどんなコメントをするかという指導が必要です。
そして大学受験を考えた上での道筋の把握が不可欠です。
そういう部分こそ、講師の技量が問われる部分であり、個別演習形式の肝でもあります。
生徒の答案と質問から、その時必要な助言を出していくことで演習の質を高めるのが、ただの自習との違いです。
生徒の十分な量の演習とその質を高める講師の指導のタッグプレイなのです。