言葉から文へ 文から文章へ
前回の記事でも書きましたが、新しい言葉を使えるようにしていくことは大事です。
そしてそれを意味の通る文で出力できることが大事です。
これができるようになれば終わり、ではありません。
その先に文章を読み書きできるレベルがあります。
これは単に作文をできればいいということではありません。
文の前後に流れ、すなわち文脈を意識して読み書きができているかということです。
学力が低い/伸びにくい生徒はこの文脈把握ができていません。
これは 日常において起承転結を意識した何かと触れ合っている頻度が少ないことが原因です。
突発的に何かトラブルが起きるだけのものとしか触れ合っていないのであれば、因果を以て読解することはできるようになりません。
きちんとした物語を追っていくことは、内容を覚えていることと繋がります。
事前に何が起きていて、それが現在にどのように影響を与えているかが文脈だからです。
学習がうまくいかない生徒は全員例外なく人の話を聞いていませんし、覚えていません。
それでも人生を過ごせているから、そのまま進歩しないのです。
ということで、僕は生徒に僕の話を聞くこと、覚えることを強く強く要求します。
そしてそれは塾での話に限りません。
日常から文脈を強く意識し続けて生きていかねば、文脈に笑われます。
その意味でも、子供にくだらない動画など見せている人生はどうかと思っています。
映画を観ましょうね。
ああ、ストーリーが続いていくなら毎週放送されるアニメでもいいです。
1週間前の出来事を覚えていないといけないんですから、学習の練習にもなりますね。