計算速度を上げるには演習しかない
基礎基本が身についているというのは、一通り正解できるということではありません。
入学試験の問題で最も大きな敵となるものの一つは時間です。
神奈川県の公立高校入試問題の数学でも、典型的にほぼ毎年、形式まで同じだと言っていい問題が60%以上の点数を占めます。
それらをどれだけ迅速に解いて、思考力・試行力を問われる問題に時間を残せるかが重要です。
これをなし得ずに、県立相模原高校のような上位高校進学は望めません。
基礎基本の定着は、速度を伴って意味が出ます。
「何とか正解できる」というレベルでは意味がありません。
速度が出るようになるには、徹底的に反復して速度を上げていく必要があります。
中1なら一次方程式、中2なら連立方程式、中3なら二次方程式を出来れば500問は解いておきましょう。
中1で積み上げた計算力が中2で、中2までに積み上げた計算力が中3で下支えをしてくれます。
これまでに積み上げてないなら、今から他人の2倍3倍の積み上げをするだけです。
その学習のノートを見せてもらえれば、あと一押しの速度アップのためのアドバイスが生きます。
ただ工夫の仕方を教わるだけでは、自分の脳も手も動いていません。
脳も手も動かないで、どうやって賢くなることがあるでしょうか。
全部自分のもののはずです。
妥協して諦めていくのも人生です。
徹底的に追いかけていくのも人生です。
自分の選んだ行動が自分の未来を作ります。