同異を確認するだけの手間を惜しむから数学が出来ない
数学が得意になりたい生徒は世に多くいるはずです。
しかし、彼女ら・彼らが数学で良い点数を取れない欠点を改善することはあまりありません。
例えば中学1年生の正負の数と文字式の計算は、以降の学習に大きな影響を与える極めて重要な分野です。
ここで頻発するのが式の展開での符号のミスです。
-(2x-6)
=-2x-6
というものです。
この様なミスを防ぐためには「上の行で2つの項の符号は異なっている」のに「下の行で2つの項の符号が同じ」ということを確認する習慣があればよいです。
同じか異なるかを確認するだけですから、文字通り一瞬で終わることです。
このたった一つの習慣で、以降同様のミスが防げます。
その習慣のために、式の展開の度に前後で符号の同異を確認し続ける練習をするだけです。
たったこれだけの練習さえ、手を抜いているから数学が出来るようにならないのです。
学習をしても伸びていないと悩むのは、このような雑さが理由です。
どうかしてるほど手を抜いて問題に向き合っているのですから、点が取れるようにはなりません。
これは人生の問題なのです。