いつでも心に教科書を
今日は先日ご紹介した「生徒派」の草下先生の数学についてのお話を少しLINEで伺いました。
読みながら「yes!」と思うことしきりの素晴らしいお話でした。
例えばやはり、教科書・例題の徹底が基本だなぁと。
常々伝えている通り、数学の問題には色々な解法があります。
しかし草下先生曰く、「東大の問題であっても、8割の問題、他の大学であれば9割の問題」が教科書の手法でちゃんと解けるとのことです。
これは塾長の感覚でもそうです。
いったん教科書外の解法で解いた後でも、よく見れば教科書の中できちんと解けると分かって「ああ、余計なことをしてしまった」と思うものです。
ほとんどの中学生・高校生は教科書の用語さえロクに理解せず覚えず、何となく問題を解きます。
だから一向に学力が上がりません。
自分が分からないことさえ分かっていない状態です。
彼女ら・彼らには何を分かっていないのかを徹底的に分からせる必要があります。
そこはまだ、機械に頼ることが出来ません。
人力ですりつぶしていくしかないのです。
青木学院で学力を伸ばす生徒は例外なく塾長との問答を繰り返していきます。
偏差値が67(相模原高校レベル)にも届いていないのに、質問が無い時点で話になりません。
自分が何を分かっていないかを探そうとしていないからです。
問題を解いて丸がつけばいいと考えているからです。
学力が伸びるのは「知らないものを知ったとき」「分からないことを分かったとき」です。
すべてはその瞬間のための準備です。
だからどんどん分からないものに出会えるように、どんどん読んでドンドン演習してください。
そしていつでも心に教科書を。