ミスは言語化して、行動でフォローする
出来るようになりにくい生徒の典型は言語化したものの不足です。
例えば計算ミスをしたとします。
そのミスを「凡ミス」とだけ片付けてしまうような人は伸びにくいです。
「分数係数を分配法則した際に乗法をミスしている」
「符号の確認をしていない」
などのように、自分のミスを言葉にすることでミスのパターンを効率よく蓄積します。
ある意味ではこれも、大量の具体を抽象化する手順です。
万事具体と抽象の往復で概念理解と整理は進みます。
その上で、言語化したミスをどう解消するかの行動を考えてそれも言語化します。
ミスだと認識するだけではミスは減りません。
してしまうミスを防ぐための行動を確実に決めて、ルールとして言語化して再現していきましょう。
例えば「符号の確認を必ずペン先で行う」
「分配を行う時には大小と符号の変化を必ず見直す」
という具合です。