子供が苦手を乗り越えられない理由
人間は誰でも苦手なことがあります。
その中には物理的にどうしても苦手のままなものもありますし、苦手であることを受け入れて諦められることもあります。
しかし、物理的に可能なことで乗り越える必要があることなら乗り越える努力をしましょう。
例えば数学の証明などの記述問題が苦手だという生徒は多いです。
これはそもそも、文章を書くことが苦手な場合が多いです。
書いても意味の通じにくい文しか書けてないです。
これは普段から「文」を意識して発話できていないことによるものです。
単語で会話を済ませようとしたり、相手に判断を多く委ねる会話しかしてなかったり、それを周囲の大人が許容していたりする結果です。
記述問題は自分の思考を採点官に伝える答案です。
思考を他者に伝える技術の向上は、大人になってからも有用です。
それが苦手だからと手を伸ばさないのではなく、得意になるために何度も挑戦し続けましょう。
そしてその挑戦を周りの大人が辛抱強く支えましょう。
一度や二度の失敗で安易に子供に手を差し伸べても、子供の力は伸びません。
子供の粘り強さの前に、大人の粘り強さこそが必要です。