生徒は問題集マニアになるな
「どの問題集・参考書を使えばいいか」という質問があります。
志望校合格のために学力を上げたいという気持ちからなのはよく分かります。
しかし、この手の質問をしている生徒で手持ちの教科書・ワークをやりこんでいる生徒はほぼいません。
魔法のような問題集・参考書でそれさえあれば志望校合格まで「大して頑張らずに」進めるという気持ちが、どこかにあるのでしょう。
そういう気持ちで合格できる高校もあるでしょう。
しかし、県立相模原高校・相模原弥栄高校・麻溝台高校のような高校を志すなら厳しいでしょう。
問題集・参考書をいくら研究したところで素人の研究ではたかが知れています。
そんなことを悩む時間で手持ちの教科書・ワークを圧倒的に周回して理解して身につけたほうがマシです。
問題集を数多く見てきたプロがすすめたものを買える状況でないなら、書店で手に取ってしっくりきたものを購入しましょう。
そして一日も早く周回に入ってしまいましょう。
よほどひどい問題集でない限りは、その方がはるかにましです。
やりかけの問題集を何冊も手元に残しても学力は上がりません。
隅から隅まで頭に叩き込んだ一冊があれば、それだけでもクラスの上位10%には入れます。
だって、そんな当たり前のことをほとんどの生徒はやらないのですから。