前学年までの自分から変わろう
今日は小学生が水と氷の体積について質問してきました。
ふんわり誤魔化して教えることもできますが、今日はあえて中学生から高校生向けの考え方で解説しました。
無論、今回の説明だけですべて理解したり身についたりということはありません。
ですが、後日どこかで今日の話にまた出会う日がきっと来ます。
その時に「あの時のあれは、これか!」と思ってもらえればいいのです。
そういう風に感じた瞬間、心が動きます。
心が動いた瞬間の物事は強く脳に残って、私たちの考えを支えてくれます。
特にまだ抽象化された概念を上手く扱いにくい時ほど、じっくり具体例を蓄えておくべきです。
一撃必殺で身に着けるべき時は、また後程来るわけですから。
例えば高校生の数学は、一撃必殺でなくてはいけません。
高1で学習した内容が身についていることを前提として高2の学習内容が設計されているからです。
過去の学習内容をもう一度ゆっくりと復習する暇はありません。
だから、学校で学習するペースに合わせて新しい内容をドンドン身に着けていかねばなりません。
中学での学習は、そのための準備だと思ってもらいたいです。
そこが、ゆっくりじっくり考えることを重視する小学生との違いです。
常に学習に向き合う姿勢もバージョンアップしてかねばなりません。
いつまでも前の学年と同じことばかりやっていてはダメです。
幼稚な成功体験にしがみつくことなく、常に自分を更新していきましょう。
生身の自分をバージョン更新中、でなけりゃとっくにご臨終。