因果関係を考え続けよう
神奈川県の県立高校入試、社会科歴史の定番問題に「出来事を古い順番に並べ替え」というものがあります。
正解するためには歴史上の出来事の年号を全部覚えておけばいいわけですが、それはそれでお勧めする手段ではありません。
もちろん、とても有名なものや覚えやすいものを覚えておきたいということはあります。
また、自分で語呂合わせを考えて工夫して覚えることも楽しいものです。
それよりも、この手の問題は歴史の因果を覚えて解きたいものです。
ある出来事が起きた理由が何で、結果としてどんなことが起きるかという因果です。
そこを物語として把握しておけば、年号を過剰に覚えずとも対応可能です。
歴史上の出来事がどのように結びついているかを分かっていれば、順番はおのずとはっきりしてきます。
出題される場合にはそういうことを意識して作問されているでしょうからね。
これと同じことが、数学にも言えます。
公式とされるものを暗記して数値を代入するだけの行為を学習とは呼びません。
なぜそのような数式が成り立つと言えるのかにじっくり親しんでもらいたいです。
公式の成り立ちを知っていれば、公式を忘れて解けないなどということはありません。
中学高校以降の数学での抽象化された数式を扱う分野にも、きちんと追いついていけるようになります。
そのような練習を積んでいれば、塾長が質問対応の時に見せる解法の意味が少しずつ分かってきます。
ということは、数学がきちんと武器になるということです。