小学生のうちからフリーハンドに慣れよう
中学生以降に特に重要になって来る、それでいて地味な手順の一つにフリーハンドでのグラフ処理があります。
グラフを描く学習の初期には、比例や一次関数の直線を定規で描くものです。
その場合には方眼用紙に目盛りや軸が記入済みの場合が多いです。
必定、グラフを描く際にも目盛りを数えて座標決定をします。
これはこれで、グラフの理解のために必要なステップです。
しかし、ここで定規での作業に固執してはまずいです。
それは、学習が進めば目盛りを数えて処理する問題が減少していくからです。
目盛りに頼らずグラフを考えて書けるように、フリーハンドでのグラフ処理に慣れていきましょう。
その場合でも過剰に基準の無いグラフでは理解が進みにくくなります。
値の大小は多少意識して欲しいです。
しかし目盛りを自分で打ってグラフを描くような精密さは必要ありません。
あくまで大まかな場所や変化を確認するためのものとして、フリーハンドのグラフを扱いましょう。
そしてそのために、小学生のうちからフリーハンドで直線を書くことに慣れておきましょう。
少しはぶれても構いませんので、とにかく練習です。
生徒によっては+-×÷=や分数の括線(かっせん)さえ定規を使うことがあります。
ちょっとやりすぎだと言えますね。
定規に頼りすぎては処理速度が落ちます。
難しいイラストやきれいなデッサンを描こうというのではありません。
大まかなイメージを掴むためのグラフのために、フリーハンドでのペン使いに慣れていきましょう。