間違いを恐れるな
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
世の中には特定の企業が登録した商品名が一般名称として浸透することがあります。
例えば今回の写真に出ているものは「キャタピラ」と呼ばれることが多いです。
しかしこれはアメリカのキャタピラー社の登録商標で、正式には「無限軌道」と呼びます。
青木学院での数学のワーク指導は、途中式を必ず確認します。
国語でも、なぜその答えになるのかを度々説明してもらいます。
根拠のない解答をしている時には学力が上がらないからです。
次のまだ見ぬ一問を正解するための力をつけることを目指してもらうからです。
そういうスタンスでやっていますので、うちに来て伸びにくい生徒のパターンの一つに「質問されて黙り込む」タイプの生徒がいます。
色々な理由で黙るのですが、「間違えて怒られるのが嫌だ」という考えの生徒がおそらく一定の割合でいます。
これが良くありません。
黙るということはそもそもコミュニケーションの放棄です。
その時点であまり良くありませんが、さらに「間違えるのを嫌がる」という部分がマイナスです。
私達が学力を伸ばすのは、「知らないことを知る」「分からないことを分かる」ようになった瞬間です。
間違えるというのはその途中で必ず発生する段階ですから、ここを経ずには伸びません。
ですから「間違えていい。次に正解に近づけばいい」というところの意識を持ってもらえるように生徒のマインドを変えていかなければなりません。
当然者の考え方を変えるのは時間がかかりますから、伸びるまで時間がかかるようになります。
このタイプの生徒は往々にして、これまで大人から酷く叱られた経験を持っています。
あるいは現在進行形で叱らています。
だから間違って叱られることを嫌がるのです。
「四本脚の馬でさえ躓く」と英国では言うそうです。
ならば僕が子供達に望むのは「失敗しない生徒」より、「失敗を乗り越えて進む強い生徒」です。
舗装されたアスファルトの上で最速を誇るタイヤのような生徒ではありません
弱点欠点を乗り越えていく、荒野をカタカタと進む無限軌道のような強く愛らしい生徒です。