早くから修正すれば太く育つ
生徒のノートを見ては修正点を伝える毎日です。
文字の大きさも、線の引き方も、途中式の書き方も、図の書き方も修正します。
それぞれの問題を解くための個別の考え方以前に、全ての問題に向き合う姿勢から修正します。
小さなことの修正ですが、ここが大事です。
上記のようなことを修正しない生徒は、いつまでもテストでつまらない失点をします。
基礎基本となる行動は、小さなミスを防いでほんの少し正解への動作を加速します。
そのほんの少しの差が積み重なって確実な違いになり、合否を分けます。
この小さな修正は決して簡単なことではありません。
一度や二度注意されたら、それ以降確実に変わってくれるとは言えないものです。
何度も何度も修正し続けてようやく芽が出るものです。
木や竹を少しずつ曲げて加工する様子、あるいは盆栽の体裁を整えていくのにも似ています。
だからこそ、生徒たちに受験より遠い時期から出会えるとありがたく思えます。
基礎基本となる学習行動をじっくり育てて太い学力になってもらえるからです。