生徒よ ペンを取れ
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
生徒の答案を見ていて、あるいは解く様子を見ていて気になることの一つは
「答案に書き込む情報量の少なさ」です。
彼ら・彼女らは間違えることを過剰に恐れていますので、
正解となる道筋が見えてからペンを動かし始めます。
それでいて正解となる道筋が見えないのでペンが止まり、書き込まないのです。
これは明らかに順序が間違っています。
正解となる道筋を見つけるためにペンを動かすべきなのです。
もちろん筋道立てて考えることは必要ですが、
筋道立てて考える助けのためにも情報を増やしたいものです。
だからまずは出来ること・分かることから紙の上に表現してほしいのです。
そのためには周囲の大人が子供たちに同接するかは重要になってきます。
もちろん子供たちにとっての「第一の大人」である保護者の皆さんもです。
彼ら・彼女らのやっていることや考え方に対して
「合理は良し・不合理は悪し」「適切が良い・無駄は悪い」
という考え方以外でも見てほしいということです。
正解を求めて合理を追求していく考え方を未熟な人間に押し付けすぎると
それは発送や行動の萎縮や減退を生みます。
減退はいけません。食い止めるべきです。
ですから、試行錯誤を恐れず、その過程でのミスを受け入れるような環境が必要です。
失敗や多少の無駄も受け入れる目線で見守ってあげてくださいね。