ゲームで食うために
好きなことで食うというのは大変なことです。
食う=稼ぐ=誰かの感謝と期待を得るということを、子供たちは分かっていないからです。
誰かの感謝と期待を得るというのは、とてもとても大変なことです。
誰かの感情をプラスの方向に動かさないといけないからです。
誰かを怒らせる、泣かせるのはわりにやさしいです。
でも、誰かを喜ばせるのは大変です。
子供たちがたまに言う「ゲームに関わる仕事」などは特にそうです。
まずゲームプレイヤーとして食べていくことは、現代でも圧倒的に難しいです。
若い業界であるにしても、30歳を超えて安定して仕事がある人数が非常に少ないです。
ゼロではないチャンスにかけるのは構いませんが、セカンドキャリアを考えないのは不可です。
現実的に考えれば、目指すのはゲームメーカーが上策です。
そのゲームメーカーも大から小まであります。
できれば大手にと考えるのが親心でしょう。
大手メーカーはどの業界でもそうですが、就職時に学歴フィルターが影響します。
プログラミングの圧倒的な力量と熱量があれば、キャリアアップで中途入社もあります。
それでも、できれば新卒でアタックできるにこしたことはないでしょう。
その際に最大手の任天堂などであれば、本当に難関大学が強くなります。
東大・京大・科学大・旧帝大の難関国公立大学。
早稲田・慶應・理科大・同志社などの最難関私立大。
そのぐらい自分を磨く人間を、メーカーは欲しています。
ゲーム業界は非常に変化の速い業界です。
言語やエンジン、開発環境の変化は日進月歩です。
入社後もずっと学習してアップデートしていくことを求められます。
自分を磨かない人間はハナから必要とされません。
身に着けることを要求される内容が好きだの嫌いだのというレベルの人間は要りません。
好き嫌いを乗り越えて取り組んでマスターしていく人間が要求されます。
そこが、難関大学の学生が入社している理由の一つです。
好きなゲームで食べていく、特に華やかな場面で稼いでいくというのはわがままです。
そのわがままを叶えるための実力・魅力がないならば、そのわがままは通りません。
ぜひ、実力を磨ける人間に成長していきましょう。