計算手順を減らすために式を観察する
数学が得意になるためには、計算力を十分磨く必要があります。
計算力を上げるためには浅いレベルのパターン化にこだわってはいけません。
前提として計算ミスを防ぎ、計算速度を上げるための観察があった上での行動が大事です。
この計算を進めるとどうなるのか？というイメージを持ちます。
例えばここで展開するとその先に符号がどうなるか。
ここで通分するとどんな式を書くことになるか。
結果としてどんな答えが出てくる可能性を考慮するか。
そういう一歩先を考える材料としての式の観察です。
闇雲に展開したり通分したりすれば、式が煩雑になります。
正解にはたどり着きますが、手数が増えます。
手数が増えるとは計算回数が増えていることです。
計算はすればするほど、計算ミスが増えます。
途中式は丁寧に書き、計算手順を減らす。
毎日そういうことを生徒に伝えて、数学の力を伸ばしてもらっています。
