18歳の冬の向こうへ
基準を子供に置くのか、目標に置くのかでやるべきことは違います。
子供に基準を置けば、子どものペースで物事を進められます。
子供のやる気を待てばいいですし、ジワジワとした成長を見守れます。
子供にかかる負荷は減らせます。
目標に基準を置けば、日程ベースを考慮して物事を進めることになります。
15歳の冬には高校受験があります。
18歳の冬には大学受験があります。
期日が決まっていますから、そこを目指して子供を育てることになります。
僕はこの2つに善悪や良し悪しがあるとは思いません。
どちらであっても家庭の方針であり、子供が幸福になればそれでいいからです。
ただそこを考えないで、目先の落さだけを考えて後悔し、子供が不幸になればダメです。
僕は基本的に生徒諸君の目標に対しての逆算で話をします。
大学受験で戦える学力のために、今何をしておくかを伝えていきます。
子供たちには遠い話で、すぐには実感できないこともあります。
でも、何年も通ってくれているうちに実感してくれるようになります。
なぜ問題を解くためのルールを口うるさく言うのか。
なぜ図を書けグラフを書け言葉で書け具体例を書けと基本動作を口うるさくボヤくのか。
なぜ行動の基本について生徒が嫌がっても指導するのか。
全部、18歳の冬の向こう側のためです。
目先のことなどどうでもよろしいのです。