学力の差はここから生まれる
結局学力を伸ばすのは本人しかいません。
本人の学力を支えるものはいろいろありますが、たとえば精神年齢です。
中学受験で合格していくのはいい意味で早熟な生徒達です。
人間の成長タイミングには個人差がありますから、向いていない生徒もいます。
それでも半数の人間が大学受験をするなら、そこまでにどう成長しておくかが重要です。
精神的に成長しているというのは、雑に言えば「周囲より少し大人」という状態です。
大人の思考に一歩近づいたものが備われば、それだけで学力は伸びやすくなります。
やるべきことをやれますし、我慢できます。
感情に無駄に左右されることもないので、安定します。
でもそれは、自然にそうなることを願っても無駄です。
周りの大人が、子供を少し大人として扱うから子供もそうなります。
いつまでも移動の時に抱っこやカートを使えば、子供は自分で歩くより楽をしたがるのと同じです。
自分で歩くように仕向け、それが普通だと教えます。
子供に考えること、自分をコントロールすること、やり抜くことを教えます。
それは学習だけではありません。
日常生活においても、自分で自分のことや周りのことをやっていく人間にしましょう。
その場その場で何を考えるのがいいかを、子供とよく話をしましょう。
その結果としてそれに見合った成長を遂げ、学力を伸ばすというものです。
学力は性格からも伸ばすべきものです。