「好き」「得意」のどちらにどう力をいれるか?
親が我が子に与える価値観は、子供の人生を左右します。
例えば「好きなこと」と「得意なこと」、「お金になること」のどれを重視させるかです。
「好きなこと」が「得意なこと」で、なおかつ「お金になること」であれば言うことはありません。
でも実際には前者二つが一致するとは限りませんし、お金になるかと言えばさらに厳しいところです。
世の中にある何が我が子にとっての「好きなこと」「得意なこと」「お金になること」なのかを見極めていくのは親のつとめでしょう。
ただ、そうそう巡り会うとは限りませんので対処も用意しておくことをおすすめします。
まず「お金になること」はほぼ努力の余地がないです。
青木学院の面談や生徒との対話でよく話すことですが、「お金は感謝と期待でいただくもの」です。
つまり「お金になる」かどうかには、絶対的に他者の価値観が強く存在しています。
自分が行動すればなんとかなるとは最も言えないです。
行動してなんとかなることを優先していくべきなので、ここはきっちり判断をつけましょう。
では、「好きなこと」と「得意なこと」はどうでしょうか?
「好き」は感情で、「得意」は能力です。
どちらがより子供にとって変化させやすいでしょうか?
「得意」になるためにできることはあります。
人によって程度の差こそあれ、技術は磨けば少しずつ上達します。
でも、感情はそういうものではないはずです。
行動して好きになろうというのは、自分の人生を振り返ってもあまりないことでしょう。
あえて言うなら、上手にできる=得意になったから好きな度合いがちょっと上がる、はあります。
逆に最初からすごく好きなことであれば、そこに惜しまず力を注げるので得意にもなり得ます。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉もありますしね。
まとめます。
何をおいてもと言えるほど好きで、将来の職業につながることなら注力も良しです。
そう言えることがないなら、まずは得意なことを探すのが一つ重要になります。
得意なことを探す目安の一つに、将来の道を広げられるものから挑戦していきましょう。
その一つが、学習して学力を上げることだと考えます。