小学低学年からできる学習とは
低学年ならではの長所を活かす
小学校の間にどれだけ基礎的学習を積んでおくかはとてもとても大事です。
とりわけ小学低学年の間に何をしておくかは、後々に大きく響きます。
この基礎的学習は、異なった二つのベクトルを向きます。
両者の共通点は、「学校の進度がゆるい時期であることを活用する」という点です。
音読+計算のスピード勝負
まずは音読+基礎計算訓練のような即反応できることを目指す訓練です。
滑らかに文章を読んで、知っている・馴染んでいる日本語の量を増やします。
意味が完全にわからなくとも、イメージを絞り込んでいくための材料を増やしたいです。
辞書もどんどん引いて、滑らかに読めるまでどんどん読みましょう。
毎日異なる短文でもいいですし、一つの本を読み進めてもいいです。
加減乗除の四則演算も、習い次第どんどん練習します。
基礎計算は筋トレのようなものですから、継続して積んで意味が出ます。
習った時だけ習ったものだけでやるなら、すぐに抜けてしまいます。
市販のドリルでも構いませんので、継続してやりましょう。
没頭して考える訓練
もう一つのベクトルは、没頭する練習です。
学校で新しい学習内容がそこまで頻繁に増えるわけではない低学年です。
一つの問題にじっくりと取り組むチャンスだと考えましょう。
学力を上げるときに必要なものの一つは根気です。
何事であれ頭を使うことをすぐに諦める癖があればまずいです。
ギブアップしたり投げやりに答えたりしない子供を育てていくことは、学習習慣初期こそ重要です。
読解して理屈を考える問題でも構いません。
どっぷり浸かるようなパズルでも構いません。
受け身にならずに自分で飛び込んでいける問題に挑む習慣をつけておくのは、学習初期こそ大事です。