県相合格は登山のように果たされる
数学が得意になりたい人と数学が得意な人は違います。
数学が得意な人は難しい問題に楽しく取り組んでいます。
難しい問題を解くためには数学的な武器である知識や論理を十分に使います。
数学が得意な人にはこの武器が備わっていて、その使いこなしに快感を感じます。
しかし、数学が得意になりたい人がその真似をして難しい問題に取り組むのは悪手です。
数学が得意になりたい人はまだ武器が十分ではありません。
武器が十分でないのに難しい問題に取り組んでも解けないストレスだけが溜まります。
難敵との実戦に出る前に武器を身に着けて使いこなす練習が必要です。
その武器となってくれるのは教科書や参考書の例題です。
どのような仕組みで、どのように扱うものかの基本はそこにあります。
やみくもに問題を解けばいいというものでもなければ、ましてそれが難しいものである必要もないです。
整備された山に登れない人間が断崖絶壁に挑むのは間違っています。
その前にリュックに荷物を詰めて体力づくりの運動から始めるべきです。
県立相模原・相模原弥栄・麻溝台のような高校への進学もおなじことです。