変化の割合が急なのは、残り時間が無いから。
世にはスロープというものがあります。
緩やかな斜面を登って上昇・下降するためのものです。
楽に上昇は出来ますが、上るための時間は少し余分にかかります。
時間の余裕があれば良いものです。
時間に余裕がないけれど登らなければならないなら、苦しくとも急斜面を登る必要があるでしょう。
受験で合格するためには、合格に足るだけの学力になる必要があります。
受験までの時間があるならば、その学力の高さに至るまでをスロープで登るように目指せます。
しかし、時間が無いとしたら/あるいは学習にかける時間が少ないとしたら苦しい急斜面で登らねばなりません。
厳しい場面であっても歯を食いしばって立ち向かう必要があるとは、そういうことです。
もし緩々と楽な斜面を登って合格に至りたいならば、それなりに時間の余裕をもって学習を始めましょう。
ごくごく当然のことですが、これを分からない人が世にはいます。
厳しい指導だと思うのは、厳しい場面になってから歩き始めたからなのです。