問題文を最後まで読む生徒になるために
答案確認をしているときに、ミスの原因を良く生徒に尋ねます。
今日は問題文を最後まで読まなかったことがミスの原因だという生徒がいました。
ではどうしたらいいと思うか?と尋ねたところややあって、「最後まで丁寧に読む」と答えてくれました。
もちろんそれは心構えとして必要です。
しかし、心構えだけで得点が伸びるかと言えば少し難しいです。
脳内に留まっているものだけでは現実が変わりにくいからです。
ここは最後まで読むための行動を一つ作っていきましょう。
例えば、「問題文の最後の句点にペン先で印をつけるまで読む」というものがあります。
これをやるためには最後まで読むしかありませんよね。
普段私たちは目だけで問題文を読みます。
だからこそ、目が途中で切れてしまって読み逃しが起きる可能性があります。
そこで自分の手に頼って読む手助けをしていくというわけです。
問題文中の数字や単位に印をつけるという手順がありますが、これも同じようなものです。
いずれにせよ、意識だけを変えようとしないで行動を変えようとすることが大事です。
些細な工夫をして、自分の答案をより良いものにしていきましょう。