「このくらい出来るだろう」という親子の油断が致命傷
塾長は生徒に「今その生徒が出来る可能性があること」だけを要求します。
その上で、生徒が「自分はこれで出来ているであろう」と油断している点を見つけて、つつきます。
時にはネチネチと、時にはザクザクと、時にはえぐりこむように。
特に基本的な学習動作が出来ていない場合には厳しく指摘していきます。
基本的なところをおろそかにしているうちに大幅に学力が伸びることはないからです。
丸付けや途中式の扱いなどはその最たるものです。
難しい作法でも何でもないので、これを注意されるのは例外なくただの油断です。
油断して学んでいて学力が上がるほどの器の人間はなかなかいません。
「このぐらいの手抜きは許されるだろう」という意識さえない油断で、もっと気を付けなければいけないところまで注意が払えるはずもないですね。
そしてこの手の油断した学習動作は、修正が遅れるほど学力向上が難しくなります。
こびりついた汚れが落ちにくいように。
代謝が落ちてからのダイエットが難しいように。
早い時期から適切な学習動作を身に着けておくことが、県立相模原高校のような上位高校進学のためには必要なのです。