上位高校志望生徒は、志望を曲げない
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
先日のセミナーで面白い資料を読みました。
模擬試験では、「志望校の合否判定」が行われます。
受験を希望する高校に、現在のままで行けばどの程度合格に近づいているかをチェックするものです。
今回のセミナーでデータを提供してくださった神奈川全県模試さんでは、公立高校を3校までチェックしてくれます。
2019年度の模試で見た場合に、初回の5月模試で第一志望とした高校を実際に受験した生徒は、全体の32%でした。
第一志望から第三志望まで合わせると、62%の生徒が志望校を受験しています。
ということは、38%の生徒は3年生初期の段階では思ってもいなかった高校を受験しているといえます。
この段階で高校に対する知識が少ない生徒がそれなりにいることもありましょう。
しかしそもそも、確たる意志を持って高校を志望していない生徒も多いことでしょう。
一方で神奈川県のトップ高校の一例として、県立横浜翠嵐高校を志望した生徒はどうでしょうか。
同じく5月模試で横浜翠嵐を第一志望としていた中で実際に受験した生徒は、61%です。
受験生の平均と比べて概ね倍といったところでしょう。
横浜翠嵐へのこだわりが強い生徒たちが実際に受験に向かっているといえます。
この傾向は学力上位である高校ほど顕著なようです。
実際もう一つデータが示されていた県立高校はあまり学力が高いとは言えない高校でしたが、5月もしでその高校を第一志望~第三志望としていなかったのに受験した生徒は40%にのぼります。
上位高校進学を果たせるような生徒は、早い段階から志望校を固めた上で譲らないせいとであるのが一つの傾向なのです。
そういうこともあるので、高校について知ったり考えたりするのは早い時期からがおすすめであると考えています。