自分で作図しない生徒が図形を苦手になる
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
どの分野でもそうですが、数学の図形分野を学習する際に注意すべきことは作図です。
教科書やワークの演習問題は、基本的に図が印刷されています。
その図をそのまま使ったり、その図に書き込んだりするのをやめてみましょう。
自分でノートに作図して、そこに答案を書いたりヒントを書き込む練習をするのです。
そもそもいきなりテキストの図に書き込むと、2回目以降の解き直しに差し支えます。
一度の演習で全てを身につけられる強者以外は、必ず別に解いて復習しましょう。
また、自分でノートに書く図を大きめに取ることを意識しましょう。
大きめの図であれば、数字や言葉を書き込みやすくなります。
小さい図にチマチマ書き込んで見づらいのでは、思考に差し支えます。
これもテキストの小さい図ではマイナスになるところです。
そして自分で図を構成し直すことで、条件を確認する習慣がつきます。
特徴を捉え、条件を書き込むことで何を手がかりとするかが分かりやすくなります。
よい問題であれば、与えられている図を見ないのも練習になります。
問題文を読んでそれを元に作図して解いてみましょう。
問題文が表している日本語を適切に読み取れば、印刷された図と同様のものが書けるはずです。
その図で正解に至ることができれば、基礎基本が身についたと判断できます。
ひと手間かかりますが、こういう自分の手を動かす手順を抜いては学力が伸び悩みます。
そのまま県立相模原・相模原弥栄・麻溝台高校などに進学しても、高校でつまづきます。
なんとなく通過できる領域こそ、基礎基本を身につける時期です。